HP 2210bにDVDドライブを付けましょう
hp 2210b スペックの割に格安なノートパソコン、HPの2210b。このPCは今後中古市場に多く出回ることでしょう。この割安PCをさらに割安にするのはDVDドライブ無しモデル。これはDVDを装着する場所があるのにDVDドライブの付いていないモデルです。このモデルは企業用などでDVDドライブの必要のない場合に本体価格を安くするためにオプション設定となっていました。今となってはDVDドライブを後付けオプションで付けようとしても純正品は割高感が強いです。なのでこのページではそのDVDドライブを格安で付ける方法を書きます。



メニュー
1.ダミードライブの取り外し
2.DVDドライブの購入
3.ドライブ装着
4.ベゼルの交換
5.金具の取り付け

hp 2210b 背面 1.ダミードライブの取り外し
まずはDVDドライブに入っているダミードライブ(空きスペースを埋めるための金具)を取り外します。
上の写真の丸印のネジを外して、その上の「つまみ」部分を左にずらします。

hp 2210b ダミードライブ取り外し 写真のようにダミードライブを取り外せます。



hp 2210b DVDドライブ
2.DVDドライブの購入

純正品のマルチドライブは2万円以上しますが、これはそれ以上の性能でずっと低価格です。
このPCに接続できるのはATAPI接続のスリムドライブ(12.7mm厚)のものです。
DVDドライブは今となってはDVD-ROMドライブでもスーパーマルチドライブでも価格差はほとんどないのでここではスーパーマルチドライブを選択します。
ベゼル(挿入口の枠)タイプですが、ここではダミードライブのベゼルと交換ができるBタイプのベゼルを選択します。
これらの条件で探すと数種類のドライブがありますが、性能的にほとんど変わらないので価格が安く、よく売れているドライブを選択します。

hp 2210b DVDドライブ装着1 3.ドライブ装着
写真は上のDVDドライブを差し込んだところです。実はこのドライブ、差し込むだけで十分使えます。
ソフト面ではwindowsでは起動時に自動的にドライブを認識しますし、このモデルではWinDVDもリカバリ領域からインストールされます。
ハード面では差し込むだけでギュっと入るので逆さまにしてもドライブは出てきません。(個体差はあるかもしれません)

hp 2210b DVDドライブ装着2 トレーもちゃんと出てきます。純正品とは見た目が違いますが、それを気にしないのであればこれで終了です。


hp 2210b DVDベゼル交換1 4.ベゼルの交換
見た目の問題ですが、純正DVDドライブはベゼルは斜めのものになっています(ダミードライブも同じ)。実はダミードライブのベゼルを取り外して、取り換えることができます。

hp 2210b DVDベゼル交換2 するとほぼ純正ドライブと見た目は同じようになります。(純正ドライブにはベゼルに白文字でDVD-RWの文字が印刷されています)イジェクトボタンも問題なく使えます。


hp 2210b DVD金具取り付け1 5.金具の取り付け
左の写真は純正ドライブの金具です。上で買ったドライブはちゃんとはまっているとはいえ、できれば金具で固定したいものです。しかし当然この金具は付いてきません。なので、自作します。

hp 2210b DVD金具取り付け2写真のような金属板を探して、それを加工します。

hp 2210b DVD金具取り付け3 写真のように大まかに切って、それをグラインダーで削り大きさを調整し、曲げてネジ穴を付けます。

hp 2210b DVD金具取り付け4 写真(上の金具)のように作ります。金具のネジ位置などはダミードライブの金具位置を参考にします。
(金具説明:DVD本体側のネジは2mmなので2.2mmのネジ穴、金具の穴は2.6mmのネジ溝を切ります)
この金具を作るには電動ルーターやドリルさらにグラインダーやネジ穴を切るタップなどいろいろな工具が要ります。また小さな部品でも意外と手間がかかります。しかしそれらの手間を考えても純正ドライブを買うよりお得に仕上がるのではないかと思います。工作が得意な人はぜひこの金具作りにもチャレンジしてみてはどうでしょうか。